自分がどうしても不幸だと思ったら。哲学者アランの「幸福論」から不幸脱出を考える

私たちが生きていく中で、様々な「不幸」に見舞われます。

台風や地震などの自然災害、事件や事故、「不幸」をあげればきりがありません。

「どうしてこんなに不幸なのか?」

自分の中で誰に言うでもない、繰り返されるこの問いを考えたいと思います。

幸福は他人に対しても義務である。なぜなら幸福は人に伝染するからだ 哲学者アラン

哲学者アランは幸福論の中で

「幸福は他人に対しても義務である。なぜなら幸福は人に伝染するからだ」

としています。

昔から日本では、「笑う角には福来る」といいますが、

幸福は伝染するから誰に対しても幸福でなければいけない、それを義務として私たちに化しています。

この事が正しければ、「不幸」を脱出するためには「幸せな人に会いに行こう!」と言う事になります。

悲観主義は、感情によるもの 楽観主義は、意志によるものである 哲学者アラン

哲学者アランは、

「悲観主義は、感情によるもの 楽観主義は、意志によるもの」

であるとしています。

悲観主義=不幸だと思う心は、感情によるものだとし、楽観主義=幸福だと思う心は意志や考え方によるものだとしています。

不幸だと思うネガティブな感情を振り払うために意識してポジティブに考えよと解いているのです。

自分が不幸でどうしようもないと思ったら

幸福を探そう

まずは不幸中の幸いかもしれないですが、5つの幸福を見つけてみましょう。

「意志」によって楽観主義を実現するのです。

  1. 夜眠れない → 本を読んだり、瞑想したり、考える時間が取れる
  2. お金がない → 知恵を使う機会を与えられている
  3. 雨が降っている → 空気が綺麗になって良い
  4. クレームの電話 → この段階で問題が発覚してよかった。
  5. 毎日仕事が忙しい → 今必要とされている

今のあなたの「感情」は、沈んでいるかもしれません、しかし私たちは「意志」があります。辛い時こそ幸せを探しましょう。

突き詰めていくと芸人の「さんま」さんの名言ではありますが、

生きてるだけで丸儲け

なのかもしれません。

哲学者アランは、こんなことをいっています。

不幸になる事は簡単だ。ただじっと座っていればいい。人が楽しませてくれるのを待っている王子のように。

アランは幸福、つまり楽観主義を貫くため意志をもって日々立ち止まらず考えよと言っています。

最後に注意して欲しいのは「考える」ことは「悩む」事ではありません。

「幸福」という答えを導き出すための問いを考えてください。

この記事を読んで、いかがですか?読んでいただいているあなたが、幸福になっていただけると執筆者としては幸福です。