「ぼくらの七日間戦争」などの「ぼくら」シリーズの作者で作家の宗田 理(そうだ おさむ)さんが2025年4月8日なくなっていたことがわかりました。95歳でした。
KADOKAWAは公式サイトを通じて伝えました。
1979年のデビューからずっと、90歳を過ぎてからもなお新作を精力的に執筆されました。
45年間の作家生活のなかで常に子どもたちを応援する姿勢を変えず、またご自身の体験から、戦争への反対を表明してこられました。
穏やかで明るいお人柄と、優しい笑顔が偲ばれます。
とつづっています。
宗田さんは1928年5月8日東京都生まれ、愛知県の現在の西尾市出身。
太平洋戦争の経験から、戦争への反対と平和を主張し、若い世代を中心に人気を博しました。
「ぼくらの七日間戦争」を始めとする「ぼくら」シリーズは中高生を中心に圧倒的人気を呼び、大ベストセラーになりました。
「ぼくらの七日間戦争」は実写映画・アニメ映画化され、角川文庫版を含めた「ぼくら」シリーズ累計販売部数は2000万部を超えました。
今年4月にシリーズ40年目を迎え、今年3月13日にシリーズ最新刊「ぼくらのイタリア(怪)戦争」を発売したばかりでした。
「ぼくらの7日間戦争」は、私もお気に入りの一冊となっています。
当時の「教育」に子どもだった私も疑問を抱いたことを思いだします。
自分で考えて行動することの大切さを教わった気がしています。
心よりお悔やみ申し上げます。