近年、「従来型のお墓の継承問題」や「「最期は自然に還りたいという願い」から、形式にとらわれない様々な「自然葬」が増えて来ています。
最新のアンケート調査によると、購入したお墓の種類は、従来型のお墓を抜いて「樹木葬」が約半数という結果となっています。
参考:【第16回】お墓の消費者全国実態調査(2025年)
多くの人が選ぶ「樹木葬」ですが、実態は小型のお墓で最終的に自然に還ることなく合葬(他の方と一緒に埋葬)されるケースも少なくありません。一方で、物理的に一切の制約なく自然へ還れる「海洋散骨」は、現代の日本において最も純粋な弔いの形と言えます。本ページでは、独自の調査データに基づき、後悔のない自然葬選びをご提案していきます。
自然葬の種類と特徴樹木葬・海洋散骨・宇宙葬など違いは?
自然葬は、大きく分けて3つ種類があります。その違いを見ていきましょう。
樹木葬と海洋散骨、どっちがいい?知っておくべき「還る場所」の違い
現在の自然葬の主流は、樹木葬と海洋散骨が占めています。
選ばれる理由では、種類や金額に続く3位に「継承者不要」ということがあげられており、多様化した生活スタイルの中で、お墓の後継問題などをクリアにし、子どもや孫たちに迷惑をかけたくないという理由で選ばれていることが伺えます。この2つはどちらも自然葬に分類されますが、その内容を詳しく見て選ぶ時の材料にしてください。
4人に1人は樹木葬を選ぶ時代!樹木葬の現実
樹木葬は、日本で最も新規利用者の多いお墓の形となっています。
しかし、「樹木葬」いう名でも、その内容は様々です。
整備された公園に花や樹木が植栽されその周りに小型のお墓が配置される「公園型樹木葬」や、森の中に粉骨したご遺骨を撒く「樹木散骨型」などがあります。
樹木葬を選ぶ時に最も注意してほしいことは、「自然に還るのか」という点です。
樹木葬という名前からは、土中に染み込み草木き吸い込まれて自然の一部として還って行くイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし現実には、樹木葬型の小型のお墓の場合、コンクリートの納骨室(カロート)に入れたり、規定の契約年数がたった後、最終的に見知らぬ人と合祀(合葬)されたりすることが多いです。
縛るものは何もない!純粋に自然に還る海洋散骨
海洋散骨は、4方を海に囲まれる海洋国家日本で今増えつつある自然葬です。東京都知事だった石原慎太郎氏や様々な有名人も海洋散骨を選んでいます。
海が好きな方はもちろん、大自然の円環の中に還ることができる弔いの形といえます。
日本の法律では、海洋散骨に対する法律はありませんが、厚生労働省による令和2年度厚生労働科学特別研究事業「墓地埋葬をめぐる現状と課題の調査研究」において、散骨に関する調査研究が実施され、同調査研究において、「散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)」が取りまとめられました。
全国調査!自然葬の費用相場と選び方
自然葬の費用は、プランによって大きな開きがあります。
樹木葬は、お墓の専有面積や、永代供養で合祀されるまでの期間が主な金額の差になります。
海洋散骨は、散骨する海洋ポイント(乗船場所からのポイントまでの距離)や船の大きさ(乗船人数)が金額の差になります。
| 費用の相場 目安 | |
| 樹木葬 | 約5万〜150万円(プラン内容による) |
| 海洋散骨 | 約5万〜30万円(プラン内容による) |
自然葬を選ぶ前に確認すべき3つの注意点
自然葬を選ぶ前に注意しなければいけないことは、今まであった一般的なお墓とは違うということです。
ご親族の理解
ご親族の理解は必要不可欠です。もちろん生前のご本人様の意向もあるとおもいます。自然葬は、場合によっては、自然そのものが祈りの場になるため、墓標や故人を確認する術がなくなる場合もあります。
ご親族で話し合い慎重に選んで行くことをお勧めします。
業者選び
これは、自然葬だけの問題ではありませんが、その業者は大丈夫でしょうか?生前申込など注意が必要です。
いざお墓に入ろうとした時、会社ごと倒産していたりしていないでしょうか?
また、金額や説明に不明な点が多い場合はお金を払い込む前に立ち止まって考えてください。
ご遺骨を戻せない場合がある
自然葬は、自然に還るその特徴から一度行ってしまうとご遺骨を戻せない場合があります。粉骨処理を行うと2ミリ以下のパウダー状にされてしまいますし、木の根元や海に撒いてしまった後は回収が不可能です。
行う前に話し合い納得して行うことが大切です。
あなたや故人様に最適な自然葬を見つけるために
ここからは、最適な自然葬を見つけるために詳細をまとめておきましょう。



