【訃報】陽だまりのような女優 八千草薫さん亡くなる 一瞬一瞬を大事にして生きたい

女優の八千草薫(やちぐさ・かおる)本名 谷口瞳(たにぐち・ひとみ)さんが

2019年10月24日すいぞう癌の為、東京都内の病院で亡くなっていたことがわかった。

88歳だった。

2017年にすいぞうに癌が判明、2018年1月に手術をおこなっていた。

2019年に入りまた肝臓に転移した癌が見つかり治療の為、入院していた。

八千草さんの希望で葬儀は近親者だけすでに済ませ、「お別れの会」などの予定はないということ。

1947年宝塚歌劇団に入団

1951年に「宝塚夫人」で映画デビュー。

1954年の「宮本武蔵」でヒロインお通を演じ米アカデミー賞で名誉賞(外国語映画賞)を受賞、

1955年公開の日本とイタリア合作映画「蝶々夫人」では主役の蝶々さん役を務めた。

その後、「男はつらいよ」など数々の映画やドラマに出演した。

陽だまりのような大きな愛で

自宅の庭には、4メートルほどのビヨトーフ(人口の池)をつくり日本固有の自然の生き物を愛していた。

メダカやヤゴ、おたまじゃくしなど様々な生き物と共にくらしていた。

登山好きで、環境庁の自然環境保全審議会委員などを務めた。

6月には倉本聰さんが案内をして北海道の富良野を旅行したという。

「自然の中ですごく素敵で気持ちのいいところでしたね 」と語っている。

一瞬一瞬を大事に生きたい

記者の質問で「何を大事にして生きればいいのか?」と言う質問の中で、

それは「今」です。1日をきちんと大切に生きるというのが、本当はとても難しい。

目の前のことをごまかして先に進んでも、結局はうまくいかなくなります。

私は「今」というこの瞬間から逃げず、一瞬一瞬を大事にして生きたいです。

と語っている。ご冥福をお祈りいたします。