女優で、「はなまるマーケット」で司会・進行を勤めた岡江久美子(おかえ くみこ)さん本名:大和田久美子(おおわだ くみこ)さんが新型コロナウイルスによる肺炎のため2020年4月23日朝、東京都内の病院で亡くなった。
63歳だった。
4月3日に発熱したあと4月6日に病状が急変、緊急入院しその後のPCR検査で新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
告別式は未定で後日お別れの会を開く予定だという。
「私の人生これからだ」と話していた岡江久美子さん
娘の大和田美帆さんの話によると昨年の夏、母である岡江久美子さんに
「私の人生これからよ!」「私はもう育児は終わったから、一緒には住まないわよ」と気持ちいいほどに同居を断られたという。
17年間続いた「はなまるマーケット」や岡江さん自身の母の介護を終えた時だった。
その後の人生は自分のやりたいことをやっていくという気持ちだったのではないだろうか。
夫の大和田獏さん「悔しくて悔しくて他は何も考えられない」
事務所関係者の話によると夫の大和田獏さんは感染予防策を取った上で岡江さんと最後の対面ができたという。
しかし火葬の際には立ち会うことはできませんでした。
火葬された岡江さんの遺骨は4月24日午後5時すぎ、東京都内の自宅に戻りました。
夫の大和田獏さんは集まった報道関係者に
「久美子が帰ってまいりました。こんな形の帰宅は本当に残念で、悔しくて、悲しいです。どうか皆様もくれぐれもお気をつけください。それが残された家族の願いです。静かに送りたいと思います」と話しました。
新型コロナウイルスでの死者数の一人一人には、愛する人がいて家族がいて
今年1月コロナウイルスを対岸の火事としてどこか映画でも見ているかのように構えていた私たちは、今その映画のメインキャストとなっている。
学校の休校は5月末までの延期が決定し教育現場での混乱も収集がつかない。
4月23日には、全国での新型コロナウイルスでの死者が最多の29人となり感染拡大の足音が私たちのすぐ後ろまで近づいてきている。
都市封鎖の出口を模索するアメリカでは抗体検査の結果が話題となっている。
抗体検査を行ったロサンゼルスでは、4月9日の時点で成人の4%が血中に抗体を持っていることが判明、これは、ロサンゼルス郡の人口約980万人中、22万1000人~44万2000人の成人が感染していたことを意味しているという。
4月初旬のロサンゼルスの公式感染者数は8000人に満たなかったが、実際には、公式感染者数の28~55倍超の感染者がいることになる。
以上のことを考えてみよう。私たちは今、自覚症状のないままウイルスをばらまいている可能性は十分あるのだ。
29人の亡くなられた方々も別の誰かから感染している。
次に感染するするのはあなたかもしれないし、感染したあなたが、あなたの大切な人の命を奪うかもしれない。
どこへいっても自粛自粛で気が滅入る毎日かもしれません。不安や不満に目を向ければきりがありません。
今は、普段目につかなかった身の回りの幸せをもう一度見つめ直す時かもしれない。