難民問題に取り組んだ日本人初の国連難民高等弁務官 緒方貞子さん亡くなる

日本人初の国連難民高等弁務官を務めた緒方 貞子(おがた さだこ)さんが10月22日に死去した。92歳だった。

1976年日本人初の国連公使となり、イラン、アフガニスタン、ルワンダ、コソボなど様々な地域で難民支援活動を行ってきた。

今解決しないと思われていることでも、永遠に解決しないわけではありません

国連UNHCR協会のインタビューの中で緒方貞子さんは、

「今解決しないと思われていることでも、永遠に解決しないわけではありません。時間はかかるけれど、努力を続けることで解決することもあるのです」

と語っている。

今も私たちの目の前に立ちはだかる、数え切れないほどの「解決しない問題」を前に「諦めるな」というメッセージを送り続けたいる。