野球漫画「ドカベン」や「あぶさん」などで世代を超えて人気を集めた漫画家の水島新司(みずしま・しんじ)さんが2022年1月10日、肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。
82歳でした。
新潟県新潟市出身の水島新司さんは、1958年、新人漫画コンクールにて漫画『深夜の客』で漫画家としてデビュー。
その後、次々と野球をテーマにした作品を発表しました。
中でも1972年に『週刊少年チャンピオン』で連載が始まった、甲子園で活躍する高校球児、山田太郎を主人公にした漫画「ドカベン」は2018年にシリーズの連載が終了するまで40年以上にわたって続いた代表作で、単行本はシリーズ累計で205巻まで刊行されるなど世代を超えて多くの読者に読み継がれてきました。
「ドカベン」の連載終了から2年後となる2020年、漫画家として引退することを発表。
「18歳で漫画家としてデビュー。今日まで63年間頑張って参りましたが、本日を以て引退することに決めました」とコメントしていました。
心よりお悔やみ申し上げます。