推理小説「人間の証明」や旧日本軍第731部隊を描いた「悪魔の飽食」などで知られる作家、森村誠一さんが2023年7月24日亡くなりました。90歳でした。
ホテルや新幹線を舞台にした本格ミステリを多く発表しました。
埼玉県熊谷市出身の森村さんは、1965年、32歳で「サラリーマン悪徳セミナー」を雪代敬太郎というペンネームで出版し、作家デビューしました。
1969年ホテルを舞台にした本格ミステリー「高層の死角」が第15回江戸川乱歩賞を受賞しました。
1970年に刊行した「新幹線殺人事件」が60万部のヒットとなり、推理作家としての道が開けました。
1973年、「腐蝕の構造」で第26回日本推理作家協会賞を受賞。
2011年 「悪道」で第45回吉川英治文学賞しました。
「人間の証明」は、松田優作さん主演で、「野性の証明」は、高倉健さん主演で映画化されています。
心よりお悔やみ申し上げます。